面白い漫画おすすめ人気ランキング【最新】読まないと損の名作

今回は話題のアニメ化した漫画や不朽の名作など、マンガ好きが人気の漫画をピックアップしました。

目次

バトル漫画

王道バトル漫画から頭脳戦が魅力の漫画など、作品ごとに魅力があります。

鬼滅の刃

劇画的なアクション描写と美麗な絵柄が特徴で、キャラクターたちの成長や絆の描写が感動的です。鬼たちとの戦闘シーンは緊張感に満ち、ストーリー展開も魅力です。

アニメは作画の凄さでも話題になっているので、漫画と一緒に見てもらうのもおすすめです。

SF、ファンタジー

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

異世界での現代兵器無双の皮をかぶった異世界での国家間交渉。

タイトルからして異世界での現代兵器による戦争モノと思われがちですが、その実態は日本と異世界国家との間で行われる交渉や暗躍、均衡が崩れた異世界国家でのクーデターに王女の亡命など、異世界国家での様々な事件がメインの作品です。

というのも現代兵器を有するといえども日本は基本的に平和国家であり、異世界であろうとも侵略は行いません。
なのでその力をあくまで一つの戦略的カードとして使い、異世界の秩序を保つのが物語の大筋になります。

暗躍する者、国を憂う者、滅ぼされた祖国の仇をうとうとする者、日本に馴染み友好を結ぶ者。
圧倒的軍事力を持つ日本の前に異世界国家がどのようなかじ取りをするのかを焦点にして読むと、より一層の面白さを感じられる作品です。

葬送のフリーレン

魔王を倒した勇者たちのその後を描くこの作品は、王道の冒険の後にある様々な出来事を長寿のエルフである主人公の立場で紐解いていく物語となっています。

セリフ回しや展開がどこか淡々としており、『大局的には大したものではないが誰かにとっての大切な何かを得る』といった表現がしっくりくる物語は清涼な読後感を与えてくれます。

一方で、物語の裏で蠢く敵役も淡々とした狂気を孕む者も多く、死生観や登場人物の矜持に触れるような重い話もあり、このメリハリが作品の大きな魅力にもなっています。

It’s my life

ファンタジーの世界を舞台に魔女の少女と元帝国騎士の日常を描くこの作品は、キャラクターの生きた感情が丁寧に表現されており、それぞれが抱える悩みや葛藤が物語にうまく落とし込まれています。

異端の魔女、仲違いした親友、立場に悩む一族の長、そして地位を捨て若くして隠居する元帝国騎士。
そうした何者何様とも言えるキャラクターの魅力や、牧歌的な雰囲気の物語と相まって非常に高水準でまとめられています。

合間にあるサブエピソードの話も涙腺を刺激し思わずホロリとさせてくれます。

幻想グルメ

異世界でのグルメ漫画は大きく三種類に分かれます。

『異世界に現実の美食を持ち込む』『異世界で現実の美食を再現する』そして『異世界ならではの美食を体験する』
いわゆるハイファンタジーグルメともいうべき作品は数が少なく、特に作者の想像力や表現力が作品の面白さに直結するため敷居も高いです。

この作品はそれを高い水準でキープし続け、登場人物との出会いや事件が物語により一層の彩りを加えています。
『ドラゴンのステーキ』に始まり『水の実』『ツチノコのグリル』『クラーケンの吸盤のステーキ』『ガラスの花』
ファンタジーならではの想像もつかない味を堪能できる作品です。

陰の実力者になりたくて!

この漫画の魅力は「壮大なごっこ遊び」&「スタイリッシュチート」です

「陰の実力者」にあこがれる主人公はごっこ遊びの延長として架空の教団を打倒する影の組織を結成する事になります。

これは所詮ごっこ遊びなのですが、たまたまこの教団が実在して組織の構成員もその目的のため奮闘したりと、いわゆる壮大な勘違いが登場人物たちの根底に存在しています。

主人公がよくわからず意味深な事を言うと、それを曲解した仲間が暗躍しなぜか結果的にうまくいく…そういったご都合主義を地で行く面白さがこの作品の魅力の一つです。

また、主人公はよくあるチート的な戦闘力を持っていますが、あくまで暗躍が趣味なので積極的にその力をふるう事は少ないです。

一つの物語の終盤に展開をたたむための爆弾のような動き方をする事が多く、それも相まって徒にチートを振りかざす事無くスタイリッシュに物語を占めるのが魅力の一つです。

恋愛。ラブコメ

阿波連さんははかれない

この作品は声が小さく他人との距離感がバグってる女の子と、すぐに勘違いをしてしまう主人公とのラブコメになります。
魅力としては『シュールなギャグ描写』『色々とズレてるキャラクター達』が挙げられます。

ラブコメでありながら各所にギャグが多いのは。何より主人公の突拍子もない勘違い癖が主な要因です。

ヒロインが首を寝違えてずっと窓の外を見ていれば『転校が決まってアンニュイになっている』と勘違いし
寝癖がひどくて髪が逆立っていれば『デスメタルで世界を取る気だ』と勘違いしと、とにかく明後日の方向に話が進んでいきます。

このような怒涛の展開の中で徐々にはぐくまれていく二人の関係が愛おしい作品となっています。
また、登場人物もどれも一癖二癖あるキャラが多く、メイン二人以外でも「なぜそうなるのか」という展開が見てて飽きさせない作りになっています。

月刊少女野崎くん

この作品の魅力は『四コマで描かれるテンポの良さ』『やきもきするカップル(候補)たち』が挙げられます。

ラブコメでありながら四コマ描写のため毎ページごとにしっかりとしたオチがついており、周りのドタバタ感が非常にうまく落とし込まれています。

それでいてヒロインが空回りしながらも好きな男子にアプローチを仕掛けていく様は見ててほっこりとさせてくれます。

また、ヒロインとその相手以外にもこの作品にはいくつもの男女ペアが登場し、各々が「もうお前ら付き合っちゃえよ」と言わんばかりの夫婦漫才を見せてくれるため、自分の琴線に触れる男女ペアが必ず見つかるでしょう。

一週間フレンズ

この作品は記憶が一週間しか持たないヒロインと主人公とのラブコメになります。

例え友達になっても次の週にはその記憶を忘れてしまうため心を閉ざしたヒロインと、主人公が諦めずに何度も何度も友達になっていく過程が見ててほほえましい物となっています。

一週間という枠の中で二人がどのように日々を送っていくのか、二人に起こる事件やヒロインの過去を交えつつ、離れたりまた仲良くなったりといった展開が心に優しく浸透していくような淡いラブコメになっています。

その着せ替え人形は恋をする

「オタクに優しいギャル」という属性がある中、この作品はわかりやすく言うと「オタク(ヒロイン)に優しい男子」という構図になっています。

コスプレが趣味のヒロインに甲斐甲斐しく衣装を作ってあげる主人公は聖人君子のような男子になっており、昨今のラブコメに不足しがちな「ヒロインが主人公をなぜ好きになるのかわからない」という問題を見事に解決していると感じます。

ヒロインが感情表現豊かなのもポイントで、早々に主人公への好意を自覚してアプローチを仕掛けようとするさまも可愛らしく、主人公も主人公で慣れないギャル相手にドギマギしつつも衣装づくりになると真剣に取り組む様は人間性が出来過ぎたイケメンに仕上がっています。

この二人の掛け合いが見てて心地よく、衣装作りというストーリーの根幹も読んでいて面白い作品となっています。

理系が恋に落ちたので証明してみた

「少しズレたキャラクター」が好きな人は間違いなくハマるのがこの作品です。

「ツンとデレでツンデレ」「クールとデレでクーデレ」ならば、この作品は「理系とデレでリケデレ」と呼べるものになるでしょう。

何でも数値で証明や定義しなければ気が済まない理系の人間たちが「恋」という感情を理論的に証明するため、「触れ合った時の心拍数の計測」や「理想のデートコースを数値化」したり「相手が好きな理由をグラフ化」したりと、見てて恥ずかしくなるような理系実験を大真面目にしているバカップルの姿は、理系の共感と共に目を覆いたくなるような恥ずかしさがいてもたってもいられない作品になっています。

日常、ほのぼの

でこぼこ魔女の親子事情

この作品は、ちんちくりんの母親と立派なレディに成長した子供という母娘の魔女が織りなすほのぼの日常をメインにした作品です。

特に子供の方は見た目に似合わず幼さを残しており、そのギャップと母親とのベタベタしたやり取りが面白く、また合間に挟まるギャグは思わず吹き出してしまうような切れ味を誇っており、この作品の大きな魅力の一つになっています。

ファンタジーの世界を舞台にしているため登場人物も一癖も二癖もある外見や性格をしており、そういったキャラたちが織りなすドタバタな日常やトンデモ展開は作品にメリハリをつける役目を担っており、これもこの作品の魅力の一つになっています。

姫様“拷問”の時間です

この作品の魅力は『読者への共感』と『安心のお約束展開』です。

捕虜となった主人公の姫に対し、魔王軍から拷問によって秘密を暴露させるというのが基本の展開となっています。
ですがその拷問が『アツアツのトースト』『肉屋のコロッケ』といった食欲を刺激する物から、『子供の拷問官』といったホンワカする物、『ゲームの勝敗』といったただ遊んでいるだけの物まで、バラエティーに富んだおバカなやり取りが繰り広げられています。

タイトルに反して終始ホンワカするやり取りが繰り広げられ、重いストーリーも一切ない『拷問官と捕虜』の日常は、日常系漫画としての目新しさを感じる事ができるでしょう。

男子高校生の日常

『男子高校生とは世界一バカな生き物である』そんなバカな生き物のバカな日常をギャグテイストで表現しているのがこの作品です。

特に意味なく始まるゲームのような展開から、女子に対するモテたいという感情、女子も女子でキャラのとがった人ばかりが登場するこの作品は常にトップスピードで笑いを届けてくれ、そのやり取りがいくつかのネットミーム化しているものさえあります。

かつて男子高校生だった読者は当時のあるいは今のバカさに想いを馳せ、そんな男子高校生を見てきた女性の読者は男子高校生トはこういうバカな生き物なのかと感じさせてくれます。

魔王上でおやすみ

この作品は人間の三大欲求の一つである「睡眠」をテーマにした作品になっています。

主人公の睡眠に対する欲求とそれに振り回される周りのキャラクターのやり取りが面白く、理想の睡眠を求めて様々な事件を起こす主人公は見ていて飽きません。

ファンタジーが舞台の作品であるため登場人物も魔族や魔物といった人外のキャラクターが多く、それぞれが個性的な性格をしている者も多いためストーリーのメリハリが付いています。

「このキャラが出たという事はこういう展開かな?」といったお約束やパロディ要素も完備しているので、毎週の楽しみとして週刊連載を追うのもおすすめです。

ゆるきゃん△

この作品の魅力はタイトルの通り、かわいい女の子を通して見るゆるいキャンプの日常です。

可愛いタッチで描かれる女の子やキャンプでの背景など、全体を通して押し出されたゆるさがキャンプの楽しさを彩ってくれます。

またキャンプ飯といった飯テロ要素も兼ねているため読むだけで終わりではなく、読んでから後もキャンプに行きたくなるような気にさせてくれます。

コメディ・ギャグ

男三女四

新島高等学校1年A組に在籍する男子3人、女子4人の生徒たち。
彼ら、彼女らの毎日はいつだって刺激MAX!! ギャグあり、下ネタあり、涙あり!!
青春ぶっ飛びコメディー、ここに開幕!!

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000019312

秀逸なギャグで思わず笑いをこらえる快感を得たいならこの漫画です。

ごくごく普通に見えるはずの学園の中で全編にわたってシュールなギャグ空間が展開されており、ツッコミの切れ味と共に笑いのツボを的確に刺激してくるでしょう。

男3,女4というメインキャラの構成もよく、各々が特徴的なボケ&ツッコミ芸を披露してくれるため飽きずに長く読んでいられる名作です。

生徒会にも穴はある!

この生徒会の面子ときたら、あほの子だったり、恐ろしかったり、むっつりだったり、ちょっと変。
でも、それがなんだか妙に可愛く思える、不思議でフツーな毎日が過ぎていく。
ちょっぴり天才なむちまろが贈る、世界一キュートな日常4コマ!

https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496893564293

この作品の魅力は、特徴的なキャラクターたちが織りなす生徒会での日常、それに付随するバカのリミッターを取っ払ったギャグに尽きます。

とにかくどのキャラクターも何かが突き抜けており、クズな男の娘、むっつりスケベ女子、病弱不幸体質少女、静かに怖い先輩、その他にも様々に吹っ切れたキャラクターが登場します。

彼ら彼女らが届ける日常は思わず吹き出してしまうギャグから、どうしてそうなったといわんばかりの展開まで幅広く笑いを届けてくれます。

一応、少ないながらもラブコメ要素のようなものもありますが、ギャグ空間の前ではそれも露と消える運命となることでしょう。

その不遇さもまたギャグの一つに昇華されているため、とにもかくにも魅力的なキャラクターとの日常コメディを楽しみたいならこの作品をお勧めします。

あそびあそばせ

転校生のオリヴィアちゃんは、日本の「あそび」に興味津々。
転校生の面倒を見ることになった華子は、あそび大好きなオリヴィアの行動に振り回されっぱなし。
そんな中、英語が得意になりたい香純ちゃんは、一緒にあそぶ代わりに英語を教えてもらおうとして…?
美少女3人のちょっぴり笑えるお遊戯コメディ、ご覧あそばせ♪

https://comic.pixiv.net/works/6311

シュールなギャグを楽しみたいならこの漫画です。

一見すると美少女に見える登場人物はどれもこれも一癖も二癖もあるキャラばかりになっており、彼女たちが織りなす日常はシュールとぶっとんだギャグで彩られており、読者に吹き出すような爽快感のある笑いを届けてくれるでしょう。

特に絵柄の使い分けが上手く、女の子をかわいく書くところでは美麗に描き、その美少女が次のコマではギャグのような顔をしているふり幅の大きさは秀逸で、このメリハリが楽しめるならば是非お勧めできる漫画になっています。

綺麗な物が汚れていく面白さを是非堪能してください。

ヒナまつり

ヤクザ×サイキック少女のアーバンライフ・コメディー!
芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。
それが全ての始まりだった!
物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。
強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。
かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!

https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_EB06000005010000_68/

この作品の魅力は、淡々とした少女がとヤクザが織りなすシュールギャグです。

二人の周りの人物もどうしてそうなったと言わんばかりのギャグ展開を見せてくれます。

巻き込まれ体質が限界突破した同級生の女の子や、なぜかホームレス生活を送る超能力少女、主人公が惚れているがダメ人間さに拍車がかかったバーテンダー等、とにもかくにも個性的な面々が多く、彼ら彼女らが織りなす日常は全編にわたってシュールなギャグで繰り広げられています。

怒涛の展開とダメ人間たちが織りなすギャグを楽しみたいならばこの作品は是非おすすめの一品となるでしょう。

ぐらんぶる

大学進学を機に、海沿いの街で一人暮らしを始める北原伊織。
そこで出会ったのはとびきりの美女、そして酒とスキューバダイビングを愛する屈強な男たちだった。
最高のキャンパスライフが待っている!?
底抜けに笑える鮮烈青春ドラマ、開幕!

https://afternoon.kodansha.co.jp/c/grandblue/

汚いギャグを心の底から笑いたいならこの漫画です。

ダイビングを舞台にした漫画となっていますが、そのほとんどは酒に呑まれた全裸の男やクズ過ぎる友人とのバカみたいなやり取りで占められています。

そこにほんの少しのダイビングとラブコメを味付けされていますが、これがちょうどよい塩梅になっており、ハイスピードなギャグで火照った体を鎮める清涼感のようなものがあります。

得てして大学生ならではの下ネタや下品なギャグが多いですが、それもまた青春と考えることもできるでしょう。

とにかく底抜けに笑いたい人には是非ともおすすの漫画です。

サスペンス・ホラー・ギャンブル

今際の国のアリス

昨今急速に流行りだしたデスゲーム漫画の名作を上げるとするならば『今際の国のアリス』でしょう。

登場人物たちの生き様や独特な死生観、怒涛の展開に避けられない死、『げぇむ』の名のもとに繰り広げられる息つく暇もない物語は秀逸の一言です。

特にこの漫画が展開としてすぐれているのは、決して主人公だけにスポットライトが当たっているわけではないことです。

デスゲームのお約束ですが「どうせ主人公が勝つ」という予想は言ってしまえば物語の面白さを自ら損ねてしまうものです。

しかし、この漫画は主人公以外にスポットライトが当たることが多く、『げぇむ』の勝者が誰になるか最後まで予測できない楽しさがあります。

実写ドラマ化でも大成功を収めたこの作品を、漫画原作からまず読んでみてはいかがでしょうか?

ACMA:GAME

高い頭脳戦によるギャンブルを楽しむならこの漫画でしょう。

悪魔がディーラーを務めるギャンブルゲームにおいて、負ければ全てを失うというヒリつく展開を味わう事が出来ます。

この漫画を面白くしている要素として、悪魔と契約したものは超常的な能力を一つ使用する事が出来るという点です。

同じルールの元行われるゲームの中で、ただ一つだけ使える悪魔の力はゲームを非対称性のあるゲームへと変換させ、様々な推測を働かせて勝利を求めるその姿は至高の頭脳戦へと昇華させます。

読者もそれに立ち会うことが出来るため、彼らの高度な駆け引きを楽しむことが出来るでしょう。

賭ケグルイ

この漫画の魅力に出てくるギャンブルはゲームとしてのクオリティが高く、それ故に物語の中で「誰が勝つか」「どのように勝つか」のワクワク感を楽しめる作品となっています。

登場人物も一癖も二癖もある魅力的なキャラクターが多く、その魅力をぶっ壊すような高い画力で描かれた顔芸がまた秀逸です。

勝敗が決まった時、相手を煽る時、大逆転をしたとき、そういったゲームの中で最も盛り上がる部分に差し込まれる独特な顔芸は読んでいるうちに癖になることでしょう。

また、この漫画のギャンブルの多くはいわゆる『イカサマ』が前提の物が多く、逆にその『イカサマ』をどう潜り抜けるか、あるいはどう利用するかが肝になっている事も多いです。

そういった中で起きる予想もできない展開は読者に爽快感を与え、総じて高い画力と緻密な構成によって描かれたギャンブル漫画の傑作といえるでしょう。

たとえ灰になっても

登場人物たちはどれもそれぞれの理由のために大金を必要としており、それを得るためならば嘘で他人を蹴落としゲームの勝者とならねばなりません。

そのために覚悟を決める者、ためらう者、嬉々として殺す者、様々な境遇や信念のもとゲームに臨むプレイヤーたちを待ち受けるのは、しかし天使によって用意された残酷なショーでしかありません。

心をえぐられるような展開を楽しめる覚悟が出来たならば、この本を読んでみることをお勧めします。

トモダチゲーム

ギャンブル漫画の面白い展開の一つに、躊躇いや嘘から疑心暗鬼に陥ることで場がずぶずぶと悪い方向へ向かっていく展開があります。

これはそれを友達同士で堪能しようというのがこの漫画です。

友達の中に紛れ込んだ裏切り者が彼らを破滅させていくのを主人公がどのように阻止するか。

はたまたそれを利用し、裏切り者を追い込むか。

主人公もまた決して善の人間ではなく、どちらかというと他人を騙して追い込む悪に近い存在なのがまた魅力の一つです。

読者は主人公でさえ信じられなくなり、誰が裏切り者で誰が善人なのかわからなくなる。そういった読者も追い込む展開がこの漫画の大きな魅力となっています。

シャドーハウス

全身が真っ黒で覆われた影のような少女と、少女に付き従う瓜二つの「生き人形」の少女、二人の主人公で描かれる館モノに分類されるホラーサスペンスです。

不気味な館で平和に暮らす少女たち、彼女たちの生活の裏に蠢く真実と陰謀は読者をこの世界に惹き込む事でしょう。

登場人物も個性的で可愛らしく、物語が進んでいく中で彼女たちの内面や、瓜二つの少女たちの秘密が明かされることで生じる葛藤や成長も見どころの一つとなっています。

このような緻密なストーリー構成の元、美しい絵柄で表現されるこの作品は幻想的でありながらも独特の雰囲気を醸し出しており、この漫画の世界観をより一層引き立たせてくれることでしょう。

ANOTHER

死んだはずの生徒が死者としてクラスに紛れ込んでいる。そして、その死者のは自他ともに死者だと認識する事が出来ない。

物語の根幹はこの死者が誰かを探し当てるいわゆるホラー的な要素の推理小説に近いでしょう。

その中でたびたび起こるクラスメートの死は物語のホラー展開を加速させ、死者の手から逃れられるのかハラハラさせてくれます。

またこの作品はトリックが非常に巧妙に作られており、漫画・アニメ・実写・原作とその全てを読破したくなる事間違いありません。

特にアニメは「映像化不可能」ともいえる工程を見事に落とし込んでいるので漫画と合わせて視聴することをお勧めします。

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